自殺ってそんなにいけないのか
とある芸能人が自殺をした時、私は「死ぬことが色んなしがらみから逃げられる唯一のほうほうだったんだな。せめて天国ではお幸せに。」というツイートをした。
これを見たフォロワーが「なんでこんなこと言うの?自殺を認めちゃダメだよ」とリプライをしてきた。
こういう自殺をする気持ちを受け入れられなくて、拒絶をする人がいるから自殺をするのかもなと思った。
なんで自殺をしてはいけないんだろうとその人に聞いてみたところ「悲しむ人がいるから」と言っていた。
私としてはふざけるんじゃないという気持ちだ。なんで人様のこと考えて自分の生き死にを考えなくちゃならんのだ。
そんな偽善めいたことを言う前に、お前が50万でも渡して「思う存分楽しんで!」と言った方が余程自殺を食い止められると思った。
勿論そんなことをしたところで何か根本的な問題を解決はできないし、自殺をしたくなった原因を晴らすことはできないだろう。でも自殺の延期はできるかもしれない。その延期期間に幸せだと感じる思い出がもしかしたら生きる糧にはなるのかもしれない。
将来を考えたときに絶望的なことばかり考えついたり、これまでを辿ると悲しい思い出ばかりが思いつくから、この世にしがみつく理由がなくなるのだと思う。まだこの世にしがみついていたい私には分からない世界だし、あくまでも想像の域を超えない話ではあるが。
それでもこの世にしがみついている人にできる事は精神科に通わすだとか、カウンセリングを受けさせるも大事だけど、それよりも全てから逃げられる手段を作ることが何よりの仕事なんだろうなと。簡単にできれば自殺をする人なんて減っているのかもしれないが、それでもだ。誰かが自殺をして悲しいというならそれをする覚悟が必要なんだろうなと思った。
20歳になった時、似合わない振袖を見て「まだ20歳か、これから先誰かに愛されて幸せに生きれるのかな」と思った。
そんな私が今それなりに幸せだと感じられるようになれたのは、前の職場で初めて自分を必要とされていると感じられたからだ。初めて何か頑張ってみようと思えた。それまでは何とか生き延びているという感じだったが、そこからはそれなりにやれている。そして社会人で自分のお金を持って心の余裕を持てた。
幸せなんてきっと望まなくても良い、理想の幸せなんて捨てても構わない。でも楽しい事はどんだけしても良い。楽しい事をたくさんたくさん積み重ね、その先にやっと幸せだと感じる瞬間が来るのだと思う。