徒然

読む人に読んでほしいブログ

自分は誰なのか

自分という存在は自分の中にあるのか、または社会の認知が自分の存在を作っているのか。生きている上での永遠のテーマなのかもしれない。

 

私は、とても目立ちたがり屋だ。この性格の所以は幼児期の環境による影響も大きいだろうが、それよりも元々持って生まれ出た性格だと思う。物心ついた時から、テレビ画面に映るアイドルを見て羨ましいと思った。その憧憬を引きずり、私は今ドルオタになったのだろう。

 

目立つ方法はこの世に幾万とある。私は変人になりきる事で目立とうとした。でもあくまで"なりきる"だけだ。本当の私は何の変哲もない普通の女の子だ。

私の考える変人は、賢くて変わった趣味を持って周りと違う考えをしている人だった。

だから、それをやり通した。本当は抜けているただのアホなのに、猛勉強しているフリをした。本当はみんなと一緒に好きなものを語りたいのに、"私だけ"は違う物を好きでいようとした。大多数の意見を参考にすれば当てはまり上手く事が運ぶ事もあるのに、私は違うと自分に言い聞かせた。

なるべく、みんなが経験しないような事を自ら選んでしていたから正直辛かった。当たり前に楽な道を選べば良いのに、自分は違うという話のために何度も遠回りをして傷付いた。している事はメンタルのリストカットと変わらない。

 

結果、ヤバい人間になった。

30手前にもなって今更こんな事に気付くなんて、本当に大人じゃないなぁと思う。当然だが、セオリーにあまりにも当てはまらない事をしていれば人は危険因子を感じ取り、避ける。年々自分の周りから人が消えていき、やっと私は外れ者だと気付いた。取り返しのつかない事をしたのかもしれないなと。

 

でも、そうでもして自分を誇大表現したかったのは、誰にも認めてくれなくて必死な自分がいたんだと思う。もう疲れたからそんな無理をしなくても良いのかなと思った。あるがままの自分で生きるため、もっと素直に生きていけば良いのかなと。

 

周りに変人と思われたくて選んできた事よりも、私が本当に胸を張って好きと言えるものを好きでいたい。

本当の私は常に自分の中にあって、それを見失いたくない。

27年かけてやっと私は本当の私に向き合えるそんな時が来たんだと思う。